一般的な鍼灸院の針治療とは?
名古屋市天白区で「痛くない鍼で体質を改善をする鍼灸院」をしております、大根(おおね)治療院と申します。
今回は当院と他院の鍼灸治療法の違いについて詳しくお話させていただきます。
ひと口に「鍼灸治療」といっても、現代では様々な流派(治療法)が存在しています。
その中でもどの治療法が合うのか、効果があるのかというのは人それぞれありますよね。
日本に数多くある鍼灸院の中で、最もポピュラーなのが筋肉に直接刺激を与えるタイプの鍼です。
筋肉や関節などに起こる不調に対して、筋肉に深く刺し、刺激を与えて回復をはかったり、症状を聞いてその症状に効くツボに鍼をする西洋医学的な治療です。
これはいわゆる対症療法的な刺激であるため、病気の原因を取り除くのではなく、病気によって現れた表面的な症状を一時的に和らげたり、なくしたりしているにすぎません。時間とともに症状が再発してしまうことが多いため、鍼灸院へ何度も足を運ぶことになります。
大根治療院の鍼灸治療「経絡治療」とは?

それに対して当院では、漢方・東洋医学的な考えをもとに「経絡治療」という治療法を行っています。
東洋医学的な考えの鍼灸では、“気”の概念があります。
“気”とは生命エネルギーであり、身体の様々な経絡を巡っています。
“気”の流れが悪くなると全身のバランスが崩れ、様々な臓器の働きが悪くなるため疲れやすくなり、病気になりやすくなります。
漢方・東洋医学的な考えの鍼灸では、“望聞問切(ぼうぶんもんせつ)”という診察法を使って、患者一人ひとりの病の根本原因(経絡の乱れ)を探り出し、その原因となる要素(“気”の流れ)にアプローチして病の根本原因を取り除き、本来の元気な状態にすることによって症状の改善をはかっています。
患者様の脈を診て、不調に対し根本的にアプローチ
当院ではまず、患者様の脈を診て病気の根本原因を探ります。
このように根本原因を探りながら鍼灸治療を行っている治療院は、鍼灸院全体のわずか2%といわれています。
脈診を経て、全身の不足している部分の「生命エネルギー」を補充し、逆に過剰になっている部分は適量になるように、鍼を使って調整していきます。
生命エネルギーのバランスの崩れにより病気が生まれ、その結果様々な症状を引き起こしている状態を、生命力を高めることによって、心身をもとの元気な状態に戻すことが、病気の根本的改善の近道となるのです。
関連記事:経絡治療のひとつ脈診とは?