
安産灸ってどんなもの?
名古屋市天白区で「痛くない鍼で体質を改善をする鍼灸院」をしております、大根(おおね)治療院と申します。
今回は元気な赤ちゃんを出産するための手助けとなる「安産灸」についてお話ししたいと思います。
安産灸は数千年以上前から行われてきた妊婦さんに優しい日本の伝統医学で、お産を楽にしたり、赤ちゃんが元気に産まれたり、良い母乳を出やすくして、産後の肥立ちを良くする(体調を整える)治療法です。
安産灸を活用して、母子ともに健康な出産を迎えましょう。
妊活・不妊症に効くツボについて
女性の気(目に見えない循環要素で生命活動を支えるエネルギーと考えています。 その「気」が、全身を十分に巡ってることが健康につながります)は内向的で、外から内に向かって、つまり陽の経絡(気血水が循環する経路)から陰の経絡へ、陰の経絡から五臓(漢方でいう、肺・心・脾(ひ)・肝・腎(じん)の五つの内臓)へと注がれます。そして、五臓の気が充実すると、余った気は腎に貯金され、腎が充実し、その結果として排卵が起こります。
排卵すると、さらに内向する気の傾斜が強まり、よりいっそう気が内向し、その結果として基礎体温が上がという仕組みです。
つまり、基礎体温が上がることは妊娠の成立に必要不可欠なのです。
そのため、子宮が冷えてしまっていると妊娠は成立しにくいということですから、東洋医学による不妊治療では、主に気の巡りを良くし、冷えを除いて、妊娠の成立しやすい体内環境を整えるということになります。
その子宮の冷えを除くツボが三陰交です。ここにお灸をすることで、陽の経絡から陰の経絡に向かう気を促進し、冷えを取り除くことができます。
三陰交は、その名のとおり足の三つの陰の経絡が交わるところというツボです。くるぶしから大体、指4本分のところに位置しています。

妊娠初期の鍼灸の注意点
妊娠が成立すると、さらに内向する気の傾斜が強まり、そのため基礎体温が上がります。内向する気は、足の陰の経絡を通じて五臓の気を満たし、そして腎を充実させ、子宮を養い育てます。
そのため、足の三つの陰の経絡が交わる三陰交は重要なポイントといえます。
しかしながら、妊娠初期はこの三陰交に強い刺激を加えて気の巡りを阻害してしまうと、子宮を養い育てることが難しくなり、ひどい場合には堕胎してしまうこともありますので、この三陰交への鍼灸は控えたほうがよいとされているので注意が必要です。
安定期からの鍼灸について
胎盤ができ安定期に入れば、鍼灸治療を受けていただいてかまいません。安定期に入ってからの三陰交へのお灸は、むしろ子宮を養い育てる気を高めますので、安産のためのお灸(安産灸)になるのです。
この安産灸を続けていると、マタニティライフが順調であるだけでなく、お腹の中の子どもも同時に元気になります。
お腹が大きくなってきて、ご自分で三陰交にお灸がしにくくなってきたら、ご主人にやっていただくと夫婦の一体感がよりいっそう強まり、妊婦の精神状態も安定するのでお勧めです。
安産灸なら名古屋市天白区の鍼灸院 大根治療院へ
当院では、「脈を診てから治療する」「体質を根本から見極め改善する」オーダーメイドの鍼灸治療を行っています。患者様が100人いらっしゃれば、その治療法は100通りあるといえます。
また、一般的な鍼灸院と違い「痛くないハリ」を使用していますので初めて鍼灸治療を受けられる方でも安心してお越しいただけます。
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