
ストレス社会で増加する精神疾患
名古屋市天白区で「痛くない鍼で体質を改善をする鍼灸院」をしております、大根(おおね)治療院と申します。
今回は精神・メンタル疾患に鍼灸治療が効果的である理由についてお話したいと思います。
近年は精神ストレス社会と言われており、うつ病やパニック障害など様々な精神的病気に悩む人が増えています。それに伴い、メンタルクリニックの総数も増加の一途をたどっています。
当院へ鍼灸治療に訪れる患者さまの中にも、そういった症状を抱えている方が少なからずいらっしゃいます。
セロトニンの減少が精神疾患の原因?
不眠、うつ病、パニック障害、認知症、パーキンソン病など、いろいろな脳の病気には、脳における神経伝達物質であるセロトニンの減少が影響していることはよく知られていると思います。(私たちの心の状態、脳内の神経の状態は毎日、毎時変化しており、うつ病になる仕組みはまだ完全には解明されていませんが、神経伝達物質の中のモノアミン類(セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなど)が関わっていると考えられています)※他にも種々、説があります
実はこのセロトニンは、その95%が小腸で作られています。
そして、全体の90%は小腸内の細胞に存在しており、8%が血小板に取り込まれ、わずか2%が脳で心経伝達物質として働いているのです。
これは意外と知られてないのですが、この小腸の働きが何らかの原因で支障をきたし、セロトニンの生成が阻害されると、それが脳に影響するという仕組みになります。
私たちは、何か精神的なストレスを受けると、お腹が痛くなったり、下痢をしたり、食欲がなくなったり…と、消化器系統に症状を現すことがよくあります。
これは脳(精神)に受けたストレスが、消化器に影響したと認識されていますが、実は、逆ではないかと思うのです。
小腸の粘膜の下や筋肉層内には神経が集まった神経叢があります。
この小腸の神経叢に、ストレスが影響し、小腸でのセロトニン生成が阻害され、それが脳に影響して脳の神経活動が低下してしまうということです。
鍼灸治療が精神疾患に効果的である理由
「精神的な病気に、なぜ鍼灸が効くのですか?」
と思われる方も多いと思います。
もちろん、症状によっては難しいものもございますが、中には効果的な場合もございます。
仮に、鍼灸がメンタル疾患に効くとすると・・・鍼灸を頭にするの?
鍼灸は直接的に脳に影響するのだろうか?・・・と、様々な疑問も出てくると思います。
東洋医学である当院の鍼灸経絡治療は、あくまで五臓六腑(内臓)のはたらきを調整する治療で、その結果として身体のさまざまな症状が改善していきます。精神疾患は脳・頭の病気だから、鍼灸治療とは関係がないのでは?と思われがちですが、セロトニンの大部分が小腸で作られていることから、その小腸のはたらきを調整するという面で大きく関りがあると言えます。
五臓六腑の調整ができる当院の鍼灸経絡治療により、消化器系統の調整をはかり、ストレスに抵抗できる力をつけていくことで、脳の活動(精神力)を向上させていくことが物理的に可能だからです。
一般に人体は脳が中枢神経(動物の器官系で、神経系が進化に伴って神経細胞が集まり、中核的な機能を果たす様になったもの)と認識されていますが、実は小腸の神経叢こそが中枢であり、脳は抹消の臓器なのかもしれません。
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当院では、「脈を診てから治療する」「体質を根本から見極め改善する」オーダーメイドの鍼灸治療を行っています。患者様が100人いらっしゃれば、その治療法は100通りあるといえます。
また、一般的な鍼灸院と違い「痛くないハリ」を使用していますので初めて鍼灸治療を受けられる方でも安心してお越しいただけます。
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