【症例】コロナ後遺症による全体倦怠感・動悸(名古屋市天白区の鍼灸院‐大根治療院)

コロナ後遺症 症例 倦怠感・動悸 大根治療院

愛知県名古屋市天白区の鍼灸院、大根治療院です。

今回は、コロナ後遺症で当院に通われていた患者様の鍼灸治療症例をまとめさせていただきます。

通院を悩まれている方の参考になれば幸いです。

 

1.これまでの経緯


コロナ感染後、全身倦怠感・頭痛・動悸・微熱・集中困難が顕著にあらわれる。

 

後遺症外来でロキソニンや睡眠薬、漢方を処方されるも

3ヶ月経っても良くならず、当院を受診されました。

 

全身倦怠感がとくに酷く、仕事も手につかないほどで家で休養をとられていました。

併せて、胃の調子も悪く(逆流性食道炎の診断)食事の量が減り体重減少もみられました。

 

2.鍼灸院としての診断と治療方針


免疫力アップ 鍼灸治療

コロナ感染により、免疫力がかなり低下しており、全身のバランスが崩れていました。

東洋医学的な診断では、肝が虚(力が足りていない状態)してみえました。

 

まずは鍼で自然治癒力を高めるための免疫力アップのツボに施術し、

虚していた肝を補うツボに鍼をさせて頂きました。

 

また、当時飲んでみえた漢方薬が体に合っていなかったため、漢方専門の内科を紹介させて頂きました。

 

治療のポイント


人間の体は日々変化しており、体の細胞もどんどん新しいものに入れ替わっています。

 

コロナウイルスに感染したあと、表面的には症状が無くなりウイルスが死滅したように見えますが、全身の細胞たちはコロナウイルスにより深く傷ついており、ウイルスの死骸も体に残ったままです。

 

そのため、傷ついた細胞・神経が影響してコロナ後遺症として症状が現れてしまうと考えられます。

 

人間の細胞はおよそ120日ですべてが入れ替わりますので、その間にいかにウイルスの死骸を追い出し、体の免疫力を強化して正常な状態に持っていくかが回復のカギとなります。

 

体の免疫力が低下したままの状態を放置してしまうと、傷ついた細胞・神経の回復がスムーズに行えないため、コロナ後遺症の症状が慢性化してしまいます。

 

症状が慢性化してしまうと、鍼灸治療でも元の状態まで回復させるまでにかなりの時間を要してしまいます。

 

辛い症状を我慢せずに、なるべく早期に治療を開始することが完治への近道となるのです。

 

3.治療の経過と結果


週2回、その時の体調に合わせた全身調整のはりとお灸をさせて頂きました。

 

また、ご自宅で行っていただくセルフケアについても御指導させて頂きました。

 

通院を開始されてから1ヶ月ほどで、ご自宅の家事ができるようになりました。また、胃の調子も整い食事を普通に摂取できるようになりました。

 

通院を開始されて3か月ほどで、ほぼ通常の生活が送れるようになりました。

コロナ感染前にお仕事でかなり無理をされていたため、仕事は無理のない範囲で行っていただくようにお伝えしました。

 

その後は週1回の通院に変更して、鍼で体の基礎をしっかりを作っていきました。

 

通院を開始されて5か月ほど経ち、仕事も家事も両立してコロナ感染前と同様の暮らしが送れるようになり、治療を終了されました。

 

4.当院のコロナ後遺症に対する鍼灸治療


最近では医師から、「鍼治療を試してみたら」と、言われて来院される患者さんもいらっしゃいます。

 

当院でのコロナ後遺症に対する鍼灸治療内容といたしましては、

 

✔それぞれの症状に対して即効性のあるツボに痛くないはり・熱くないお灸を施すことにより症状を緩和

 

✔免疫系に作用する鍼で自己免疫機能を高め、症状の根本改善をはかる

 

⇒当院の行う「脈診流経絡治療」(みゃくしんりゅうけいらくちりょう)は、筋肉系の痛みに対する治療だけでなく、自律神経や内臓系の疾患・精神疾患・不妊症など幅広い疾患に適応しています。

一般的な鍼灸院と違い、対症療法ではなく根本改善をしていきます。

 


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