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「薬に頼らず改善」東洋医学的にみた、不眠症の原因と効果的なツボ

薬に頼らず根本改善 不眠症の原因と効果的なツボ

1.東洋医学的にみた不眠症の原因とは?


名古屋市天白区で「痛くない鍼で体質を改善をする鍼灸院」大根(おおね)治療院と申します。

 

今回は、当院の患者様でも多くみえている、不眠症の原因と効果的なツボについてお話したいと思います。 

 

東洋医学的にみた不眠症の原因は非常に多岐にわたります。

以下に代表的な原因を記します。

 

  • 肝鬱化火(かんうつかか)

ストレスや怒りによって、肝の「気」の流れが滞り、熱が生じるタイプです。

特徴的な症状: イライラ、のぼせ、動悸、口の苦み、頭痛など。

 

  • 心脾両虚(しんぴりょうきょ)

考えすぎたり、過労が続いたりすることで、心(精神活動)と脾(消化吸収)の働きが弱まり、エネルギーや血液が不足するタイプです。

特徴的な症状: 疲れやすい、食欲不振、動悸、貧血、夢が多い、眠りが浅いなど。

 

  • 心腎不交(しんじんふこう)

加齢や慢性的な病気などにより、腎(陰液)が不足し、心(陽)の熱を鎮めることができなくなり、精神が興奮するタイプです。

特徴的な症状: のぼせ、ほてり、寝汗、口の渇き、足腰のだるさ、動悸など。

 

 

東洋医学では、これらの体質や症状を細かく見極め、一人ひとりに合った漢方薬や鍼灸治療などを用いて、根本的な原因にアプローチします。

2.不眠症に効果的なツボ2選


①三陰交(さんいんこう)


三陰交 ツボ イラスト

まず、不眠症に効果的なひとつめのツボ「さんいんこう」は、内くるぶしの最も高いところから指4本分上がった、すねの内側の骨と筋肉の境目にあるツボです。

このツボは、女性特有の不調(生理痛、PMS、冷え、更年期症状など)に効果があるとされ、また血行促進や消化器系の不調改善にもよいとされています。

 

 

・三陰交の見つけ方

足の内くるぶしの最も高い部分に、小指をあてます。

そこから真上に指4本分上がった、すねの内側にある骨の際です。

左右両方の足にあります。

②神門(しんもん)


神門 ツボ イラスト 手首の曲がりジワを親指側から撫でたところ

ふたつめのツボ「神門(しんもん)」は、手首の内側、小指側のしわの上にあるツボです。

手のひらを上にして、手首のしわに沿って小指側に指を滑らせ、骨と腱の間にあるくぼみを探します。

このツボは精神的なストレスや不眠、動悸、不安、イライラなどの緩和に効果があり、自律神経のバランスを整えるのに役立つとされています。

 

・見つけ方

手のひらを上にする:片方の手のひらを上向きにします。

手首のしわを探す:手首を曲げたときにできるしわを見つけます。

小指側へ移動する:しわの小指側(小指の方向に指を滑らせる)へ指を動かします。

骨の近くのくぼみ:骨(豆状骨)のすぐ内側、腱と骨の間にあるくぼみが神門です。

3.ツボを押しても症状が改善しない場合は?


正しいツボが取れていなかったり、適応するツボが異なっているとなかなかツボを押しても効果が上がりません。

そのような場合は資格を持つ鍼灸師のいる治療院で適切な治療を受けることをおすすめします。

 

鍼灸院はどこも同じ治療法ではなく、様々な流派があります。

 

その中で、患者様の疾患に一番適した治療院に通われることが、疾患の改善への近道となります。

 

当院と一般的な鍼灸院の違いを簡単にまとめましたので、参考にしていただければと思います。

 

【一般的な鍼灸院】

 ・痛みのある場所の筋肉に直接ハリを施す

 ・対処療法なので、時間とともに症状が再発

 

【当院の場合】

 ・施術前に脈診を行う(脈を診ることで心身の状態を見極める)

 

・脈診で見極めたツボに痛くないハリを施術

 

・当院の鍼灸治療は体質そのものを改善するので根本的に症状が改善

 

・筋肉系の痛みに対する治療だけでなく、アレルギー疾患・花粉症・自律神経失調症や内臓系の疾患・精神疾患・不妊症など幅広い疾患に適応

 

また、当院では一般的な鍼灸院と違い「痛くないハリ」を使用していますので初めて鍼灸治療を受けられる方でも安心してお越しいただけます。

4.不眠症に対する当院の鍼灸アプローチ


院長 写真院長

施術方法について


当院では、患者様の脈とお腹・問診などから五臓六腑のうちのどの機能が低下しているのかを見定めます。

実は、「不眠症の人は〇〇のツボを治療すれば必ず治る」という、絶対的なツボはありません。

 

患者様の現在の体の状態に適したツボを選んで鍼をしないと、せっかく効果のありそうないくつかのツボに鍼をしても思うような効果が得られないのです。

 

前項にも挙げたように、不眠症の原因は多岐に渡り、人それぞれ原因も違います。

 

それらを加味した上で、患者様おひとりおひとりに一番適応したツボ・鍼のうち方・鍼の種類・手技を行っていきます。あわせて、不眠症を即時的に和らげることのできるツボに熱くないお灸を施します。

どのくらい通えば良くなるの?


カレンダー

基本的には1回の施術で、長年の慢性症状などが劇的に完治することはまず考えられません。

長い年月、身体が悪い状態を続けた結果「異常が正常」として脳に記憶されてしまっているので、施術を受けて一度は良い状態になっても身体が今まで慣れ親しんだ元の悪い状態に戻そうとします。

 

何度も繰り返し適切な鍼治療を行うことで身体が元の健康な状態を記憶し、症状が根本的に改善していきます。

鍼やお灸は初めてでも大丈夫?


お灸をする女性

一般的に鍼灸治療というと、鍼の痛みや灸の熱さをイメージしがちです。

 

しかし経絡治療に基づいた鍼灸治療では、このようなことはほぼゼロ。鍼や灸は身体に刺激を与えることが目的ではなく、あくまでも気の流れを整えることが目的と考えるからです。

そして鍼灸治療を行うにあたっては、視診や聞診さらに問診や触診といった、五感をフルに活用する東洋医学的な診断方法によって、症状の把握から治療方針まで統一的に診断を行います。

 

こちらの鍼灸院でも、患者さん一人ひとりの体質をカウンセリングや脈診等でしっかりとチェックし、その上で各自に最適なオーダーメイドの施術を行います。痛みや熱さどころか、気持ちよさで眠気を感じる患者さんも珍しくありません。

過敏性腸症候群の方の中には、気持ちや気分といった心に原因があるケースもあります。経絡治療に基づいた鍼灸治療では、このような心の不調からくる症状に対しても、優れた効果を期待することができます。

 

患者様の体質やお辛い症状に合わせた適切な治療で、症状を根本改善しませんか。

 

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よくあるご質問


 Q. どのぐらいの期間・頻度で通えば症状が改善されますか?

 

A. ギックリ腰や寝違えといった急性の症状は、数回の施術で改善する場合が多いです。

慢性症状の改善、自律神経症状などの場合は、週1~2回程度の継続的な通院をお勧めしています。症状がお辛い場合ははじめのうちは日を開けずに通っていただくと早期改善につながります。

症状が安定した後のお身体のメンテナンスや体質改善、病気の予防などの場合は、月に1、2回の通院をお勧めしています。

※体質や症状は個人個人違いますので、目安としてお考えください。

 

Q. 土日も営業していますか?

 

A. はい、当院は土日祝日も営業しております。詳しくは営業日カレンダーをご覧ください。

 

Q. 現在病院に通っていますが、薬を飲んでいてもはりを受けられますか?

 

A. はい、お薬を飲みながらでも鍼灸治療は可能です。また、漢方と併用して早期改善を目指したい場合など、詳しくは問診の際にご相談くださいませ。

 

Q. 鍼は痛いですか?

 

A. 当院では主に刺さない鍼を使っておりますので痛みは全くありません。

刺す鍼を使う場合でも髪の毛よりも細くて短い鍼を使いますのでほとんど痛みはなく、むしろ心地よさを感じていただけます。

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